医の知の会 第5回 定例研究会
テーマ:新薬開発の基盤研究:種差克服のカギ ~ヒト細胞を基盤とした技術~
講師
東京大学大学院 薬学系研究科 分子薬物動態学教室楠原 洋之 教授
日時
2025年1月22日(水)18:00~19:30(17:40開場予定)
場所
アルカディア市ヶ谷 7階 琴平
〒102-0073 東京都千代田区九段北4-2-25
地下鉄「有楽町線」または「南北線」市ヶ谷駅から徒歩2分
地下鉄「新宿線」市ヶ谷駅から徒歩2分
JR中央線(各駅停車)市ヶ谷駅から徒歩2分
講演概要
医薬品開発は,最終的にヒトで有効性を取得することを目指しているが,その過程で,動物試験や種々のin vitroモデルの結果を外挿し,有効性・安全性の予測が行われている。
我々はヒト由来細胞を基盤としたin vitroモデルを活用することで,ヒトにおける、薬物の吸収・分布・代謝・排泄(ADME)や消化管障害を定性的・定量的に予測する方法を開発している。これにより、動物試験からヒトへの外挿精度を向上させるとともに、新薬開発プロセスの効率化と動物実験の削減を目指しており,より信頼性の高い安全性評価を可能にし、医薬品開発の成功率向上に寄与することが期待される。