浅野 晃司(あさの こうじ)
- 1986年
- 東京慈恵会医科大学卒業
- 1988年
- 泌尿器科学講座入局
- 2013年
- 慈恵大学理事
東京慈恵会医科大学教授
1900年代後半から現在にかけて、医療•医学を取り巻く環境は大きな変動を繰り返してきましたが、その変化の様相は年を追うごとに加速度的に激化しつつあります。
近年においてはCOVID-19のパンデミックという、近代人類が対峙したことのない規模の感染症の流行が世界中の人々の生活に大きな被害をもたらしました。
現代社会が、Society 5.0と呼ばれるビッグデータやAl・サイバー空間などを用いた、さらに進化した“超スマート社会’’へとフェーズを進めていく中で、医療•医学の面においても次々に新しい技術・思想・価値観が産み出されています。
かつてないスピードで変化し多様化し続ける社会のなかで人の生命と健康に関わる医療•医学がその真価を発揮し、人々の暮らしをより豊かで安定したものにするために新しい技術や社会の仕組みをいかに活用すべきかについて、様々な視点から根本的かつ継続的に考える必要があります。
医療・医学に関する新しい技術や情報の交換だけではなく、社会全体にその視野を広げてさまざまな分野における技術の進歩が人類とその生命や健康にとって益するのか否かを充分に考え、益しない部分については「否」と言うだけの理性と勇気を持たなければならないと考えます。
そのためにも医療・医学関係者の相互の研究・論議はもとより、新たな技術を開発する側とも相互間での研究・論議を充分に尽くす必要があります。そして、その研究・論議をまとめて、広く世に問うて行かなければならないと考えます。
「医」を行うために、いま必要な「知」とは何か?
私たちはヒューマニズムと社会的責任の上に立ってこの会を組織し研究・論議を重ねてきました。
この趣旨に賛同する多くの方々のご参加を願ってやみません。
2024年1月1日
世話人ー同
2カ月に1回開催される定例研究会では、医療・医学に直接的ないしは間接的に関わる識者をお招きし、幅広いテーマを取り扱った定例研究会を開催いたします。
定例研究会にご参加いただくことによって、医療・医学に関する「知識のアップデート」や、最新の動向を知る機会を得ることができます。
当会にご入会いただきますと、隔月の定例研究会へご参加いただけます。
当日ご来場が難しい場合でも、Webサイトにてアーカイブ動画をご視聴いただくことが可能です。
アーカイブ期間は配信開始日から1カ月間となります。